BLOG

ブログ

スマートキーとは。キーレスキーとの違いや保管方法を解説

お悩みスッキリ

2022.05.20

チャイルドシートは何歳まで?

目次



①スマートキーとは

スマートキー①
スマートキーは、車の鍵です。
今までの鍵は、車のドアについている鍵穴にキーを差し込む方法でしたが、スマートキーでは、この鍵を「持っているだけ」で、車の鍵への操作が簡単に行えます。

ここでは、次の点について解説します。

  • ・キーレスとの違い
  • ・スマートキーの説明とメーカーごとの違い



・キーレスとの違い



キーレスとスマートキーには、どのような違いがあるのでしょうか。
キーレスキー(キーレスエントリー)は、鍵についているボタンを
押すことで車の鍵を開けたり閉めたりできます。また、運転する
時にも、鍵を差し込みエンジンをかけて走らせるのが「キーレスキー」です。

主な違い                                       
スマートキーキーレスキー
鍵の操作方法 鞄やポケットに入れたままドアノブのボタンに触れる鍵についているボタンに触れる
エンジンのかけかた 鞄やポケットに入れたまま「スタートボタン」に触れる鍵を差し込んで回す



・スマートキーの説明とメーカーごとの違い



スマートキーは、持っているだけで車の鍵を開けたり閉めたりができます。
これは、車とスマートキーが発している「電波」が関係しています。
この電波同士が通信することで、鍵の開け閉めを可能にする仕組みです。
車に近づかないと反応しないため、「勝手に開けられる」という心配がありません。

各メーカーによるスマートキーの違い(一般的な機能は含まれています。)                                                       
メーカー 違い対応機種
トヨタ

・四角い見た目でコンパクトなリモコン型

・セキュリティ機能:スマートキーで解錠後、30秒以内に開けないと自動的に施錠

・インロック防止機能

・パワー/エンジンスイッチOFF警告

・節電機能/電池残量サイン

・イモビライザーシステム

アイシス、アクア、アルファードアリオン、WISH、

ヴァンガード、ヴェルファイア、ヴォクシー、

エスティマオーリス、カローラ、クラウン、 ノア、

プリウス、プリウスα、ブレイド、プレミオ、

マークX、ラクティスなど

日産

・楕円形の形(旧式は、カード型や長方形)

・インテリジェントキーシステム

・キー閉じ込め防止機能

・イモビライザーシステム

・キー連動室内照明システム:解錠後、室内照明が15秒点灯

・インテリジェントキーの電池残量のサイン

・オートロック機能:スマートキーで解錠後、30秒以内に開けないと自動的に施錠

リーフ、ノート、ジューク、ティーダ、キューブ、

マーチ、デイズ、モコ、デイズルークス、

エルグランド、セレナ、ウィングロード、ラフェスタ、

NV350キャラバン、GT-R、スカイラインクーペ、

フェアレディZ、ムラーノ、エクストレイル、デュアリス、

シーマ、フーガ、ティアナ、シルフィ、ラティオなど

ホンダ

・楕円形の形(旧式は、カード型や長方形)

・インテリジェントキーシステム

・キー閉じ込め防止機能

・イモビライザーシステム

・キー連動室内照明システム:解錠後、室内照明が15秒点灯

・インテリジェントキーの電池残量のサイン

・オートロック機能:スマートキーで解錠後、30秒以内に開けないと自動的に施錠

アコード、アコードワゴン、インスパイヤインテグラ

(TYPE-R)、インサイト、ヴェゼル、エアウェイブ、

エディックス、エリシオン、エレメント、オデッセイ、

クロスロード、シビック、シビックハイブリッド、

ステップワゴン、ストリーム、ゼスト、フィット、

フィットアリア、フリード、モビリオ、モビリオスパイク、

ライフ、ラグレート、レジェンド、CR-V、

MDX、NSX、S2000など

ダイハツ

・電子型カードキー

・スマートキー持ち去り警告

・節電モード

タント、ウェイク、コペン、ミラ、トール、ロッキー、

タフト、ムーヴ、ソニカ、キャストミライース、

ハイゼットカーゴ、ハイゼットトラック、

ムーヴキャンバス、ミラココア、ムーヴコンテ、

アトレーワゴン、タントエグゼ、ミラトコット、

ブーン、テリオスキッド、ムーヴラテ、ネイキッド、

ミラカスタム、アルティス、メビウス、

ビーゴ、クー、キャディーなど

スズキ

・リモコン型キー

・スマートキー持ち去り警告

・節電モード

ワゴンR、アルトラパン、ジムニー、ハスラー、

スペーシア、アルト、エブリィ、ワゴンRスティングレー、

スイフト、スペーシアカスタム、エブリィワゴン、

ソリオ、MRワゴン、ソリオバンディット、スイフトスポーツ、

パレット、パレットSW、ジムニーシエラ、スペーシアギア、

アルトラパンショコラ、クロスビー、ワゴンRスマイル、

スペーシアカスタムZ、イグニス、アルトワークス、

セルボ、ランディ、スプラッシュ、バレーノ、キザシなど


②スマートキーをなくした場合

スマートキー②
スマートキーを紛失してしまった時は、どのようにしたらよいのでしょうか。
ここでは2つの方法について解説します。
また合わせて、再制作にかかる費用についても紹介します。



スマートキーをなくした時の対処法



  • ・ディーラーへの相談
  • ・鍵屋へ相談

・ディーラーへの相談
車をディーラーで購入した場合、スマートキーの作成を依頼できます。
ただし、ディーラーに依頼すると鍵開けや作成に関して時間がかかって
しまう可能性があります。鍵の種類によって、数週間~1ヶ月以上
かかってしまうこともあります。イモビライザーなどの防犯システムが
搭載されているスマートキーの場合、鍵の取り寄せをしてコンピューターの
交換作業を行うため、時間がかかる点が気になる人はディーラーの利用は避けましょう。

・鍵屋への相談
鍵の紛失等は、鍵屋さんに依頼することもおすすめです。
JAFのロードサービスでも依頼できますが、交通事故など自動車の
トラブル全てに対応しているため、連絡してもすぐに対応してもらえないかもしれません。
鍵屋さんへ依頼することで、「鍵」をメインとして対応してもらえるので
すぐに作業してもらえる可能性があるため、鍵屋さんに連絡しましょう。

業者によっては、全国各地に拠点を設け、すぐに対応できるよう手配していることがあります。
鍵の開け閉め・インキーなどの対応もしてくれます。また、イモビライザーの鍵も
対応してくれるので、すぐに対応してほしい時や費用をあまりかけずに
対応してもらいたい場合、鍵屋さんに連絡しましょう。

・再制作にかかる費用
鍵の再制作にかかる費用はディーラーや業者、また鍵の種類によって異なります。
具体的な費用などは以下の一覧を参考に、ディーラーや業者へ鍵作成の依頼をしましょう。

ディーラーでの作成料金一覧
メーカー 費用
トヨタ

イモビライザー有:37,800円

イモビライザー無:24,800円~

スペアキー作成:10,000円~

日産

イモビライザー有:30,000円~

イモビライザー無:15,000円~

スペアキー作成/イモビライザー有:10,000円~ 

スペアキー作成/イモビライザー無:6,000円~

ホンダ

イモビライザー有:20,000円~

ダイハツ 

イモビライザー有:30,000円~

イモビライザー無:15,000円~

スズキ

イモビライザー有:12,000円~

イモビライザー無:数千円~


業者でかかる費用
鍵の種類 費用
普通の鍵/ギザギザの鍵  イモビライザー有:11,000円~ 
内溝/ハイセキュリティーの鍵  イモビライザー有:25,000円~ 
イモビライザー有/ギザギザの鍵  イモビライザー有:38,000円~ 
イモビライザー有/特殊な鍵  イモビライザー有:45,000円~ 
スマートキー  イモビライザー有:45,000円~ 

車種や年式によって異なります。
業者によっては、鍵作成の見積もりを作成してから
追加料金の請求・部品交換等を行うことがあるようです。
業者選びは十分注意しましょう。

③スマートキーのインロックした時の対処方法


スマートキーはインロックをしないような作りになっていますが、
不注意でインロックをしてしまうことがあるかもしれません。
インロックをすると解決が難しいことがあります。



スマートキーのインロックをする原因



  • ・スマートキーの電池切れ
  • ・電波の届かない場所にキーがある
  • ・スマートキーの電波が遮断された

スマートキーの内蔵されている電池の残量が少なかったり、
無くなったりすると車に向けて出す電波が届かない可能性があります。

原因を踏まえて、どのような対応をしたらよいのか、次の点から解説します。



スマートキーのインロック対処法



  • ・スペアキーの作成
  • ・電池交換時期
  • ・他電波の干渉によるロック

・スペアキーの作成
インロック状態になっても、スペアキーをもっておくことで車を開けられます。
新車で購入した時は、スペアキーが付属していることが多くありますが、
中古車の場合スペアキーが付属していない可能性があります。
スペアキーの作成には、20,000〜30,000円程度がかかりますが、
インロック対策のためにも必ず持っておきましょう。

・電池交換時期
電池切れのインロックを防止するため、定期的にスマートキーの電池を交換しておきましょう。
スマートキーが効き目悪いと感じた時には、「電池切れかもしれない」と疑うことが大切です。
具体的に、スマートキーの電池は1~2年程が寿命とされています。
常時置いている場所や環境によって電池の寿命などが変わって来るので、
1年を目処に定期的に交換することがおすすめです。
スマートキーの電池交換は、少し大変そうですが、次のような手順で行うようにしましょう。

スマートキーの電池交換手順
  • 1.スマートキー内蔵のメカニカルキーを抜き取る
  • 2.メカニカルキーを抜いた場所にドライバーを差し込みひねる
  • 3.スマートキーのカバーが開いて内部にあるボタン電池を取り外す
  • 4.交換用のボタン電池を取り付ける

取扱説明書に取り扱い方法や注意事項が記載しているので、
破損しないように十分注意して交換するようにしましょう。

・他電波の干渉によるロック
電波が他の強い電波・ノイズなどによって妨害された時、
ロックされる可能性があります。近年は、携帯電話やスマートフォン
などを持ち歩くことが増えているので、そういった原因も考えられます。
スマートフォンの電波と干渉することで、誤作動が起きてしまうかもしれません。
その他、電波によって電子キーが「待機状態」だったにも関わらず、「交信状態」
となってしまう可能性があるため、スマートキーの電池が早くになくなってしまいます。
また、発電所・テレビ塔などからは強い電波が出ているので、注意しましょう。

④スマートキーの保管方法

スマートキー③
スマートキーを保管する時は、どのようにしたらよいのでしょうか。
スマートキーは、車と互いに電波を送受信してキーの開け閉めを行う仕組みになっています。
具体的には、半径1m~1.5m範囲で自動的に電波を識別することで可能となりますが、
この仕組みを悪用した方法で盗難被害に遭う可能性があります。「リレーアタック」という方法です。

リレーアタックの流れ
  • 1.車から離れた場所でスマートキーを所有もしくは、スマートキーが置かれている玄関に近づいて電波を受信
  • 2.純真した電波を特殊な機器で中継
  • 3.最終的に車をロック解除する

このリレーアタックを対策するためにも保管場所はしっかり検討するべきです。
対策を立てておけば、盗難されるリスクは下がります。

ここでは、盗難に合わないようにする保管方法とスペアキーの保管方法を紹介します。



車両盗難にあわない為の自宅のスマートキーの保管方法



車両が盗難に遭わないようにするためのスマートキーの保管方法は以下の通りです。

リレーアタックなどの対策方法
  • ・電波が遮断できるケースに収納する
  • ・玄関付近には置かない
  • ・節電モードに設定する(一部メーカー)

リレーアタックは、「電波」を受信されることで被害に遭います。そのため、電波を遮断できるケースに収納しましょう。
カー用品店などで電波を遮ってくれるポーチ、スマートキー専用ケースなどが販売されています。
スマートキーの電波は微弱です。そのため、金属製の缶ケースなどでも遮断できます。
電波が遮断されているか不安な時は、ケースなどに収納したまま車に近づいてみましょう。
キーの開け閉めができるかどうかで、電波が遮断できているかどうかが判断できます。
また、玄関から離れた場所や外(窓)などから1m〜1.5m程度離れたところに置くと、より安心です。

スマートキーによっては、とある操作をすることで「節電モード」にできます。
また、使わない時には微弱な電波もオフにするなど工夫すると、電波が発せられる状態になるのでおすすめです。



スペアキーの保管方法



スペアキーは鞄の中に入れておいてもよいかもしれませんが、車の中に保管しておくことがおすすめです。
車上荒らしや盗難などの不安があるかもしれませんが、「鍵を紛失しても車に乗れる」「保管場所を忘れないで済む」
「一緒に動いた家族などと別行動がとれる」などのメリットがあります。ただし、保管方法を誤ると危険なので、十分に注意が必要です。

まず第一に、スマートキーの電池を外しておくようにしましょう。
通電した状態だと車と電波を送受信するので外から鍵の開け閉めができなくなります。
スマートキーと外した電池をビニール袋に入れて保管するようにすることがおすすめです。

おすすめの保管場所
  • ・スペアタイヤ周辺・工具入れの中
  • ・磁石付きケースに収納の上、ジャッキの上部に貼り付けておく
  • ・座席周辺のパネル裏
車上荒らしにあった時、隅々まで探された場合に危険なところは隠さない方がよいでしょう。
もしくは、必ずカモフラージュをすることです。パネル裏に隠す方法は、内張剥がしをするための工具が必要であったり、
場合によってはパネルが破損してしまったりする恐れがあるので十分注意しましょう。
パネル裏に隠す場合は、動かないように固定をすることが大切です。テープやウレタンマットなどを活用しましょう。

⑤スマートキーの管理を徹底して賢くドライブを楽しみましょう!


スマートキーは、便利な反面、思わぬ落とし穴があります。
昔ながらの鍵でエンジンをかけるスタイルが好ましい人もいるかとは思いますが、
両手が塞がっていても車を開けられる仕組みは有難いものです。
盗難などに遭わないよう保管などをしっかり行い、
また、鍵を紛失した時の対処方法なども参考にしながら、賢くドライブを楽しみましょう。

以上、スマートキーについてご紹介いたしました!
お車に関する困りごとがある際は、ぜひお気軽に 「 店舗へお問合せ 」してみてください。
自分でクルマ探したい、という方はぜひ「 在庫検索ページ 」よりお探しになるか、
店舗へお問合せ 」ください!
どちらも専門のスタッフが詳しくお答えさせていただきます!

それでは、また次回!