自動車コラム
車の買い替え時期と中古車購入のメリット
そろそろ車を乗り変えようと思っているけれど、いつ乗り換えたらいいか迷ってしまうことありませんか?特に、車検が近づいてくると、車検代を支払うよりも新しい車に乗り換えた方が良いと考えるかもしれません。
この記事では、車を買い替えるベストなタイミングを解説します。また、中古車を購入するメリットについても解説するので、参考にしてください。
車の買い替えの目安
車の買い替えを検討するタイミングは、一般的に次のような時ではないでしょうか。
・車検を目前に控えている
・税金が上がる前
・ライフスタイルが変わる時
・異音や振動があり修理が必要な時
・維持費が高くなったと感じた時
車検を目前に控えている時は、車検費用と自動車を購入する費用を比較することがあるかもしれません。車検を受ける前に乗り換えをすると車検費用がかからないで済むのでお得に乗り換えられます。車検費用は、車の状態や車種によって異なるものの、数万円~数十万円以上かかります。車検代を考えて、乗り換える予定の自動車を下取りに出して、新しい車を購入するとお得に購入ができるのでおすすめです。
また、自動車は新車登録から13年経過すると「自動車税」「自動車重量税」が高くなります。
例えば、0.5トン以下の自動車の自動車重量税は、13年未満だと8,200円ですが、13年を経過すると11,400円になり、18年経過すると12,600円へと変化します。新車登録時から13年が経過すると重課されるため、税金が高くなるタイミングで検討することがあるかもしれません。
長く乗り続けていると、修理する必要が出てきたり、維持費が高くなってしまったりという点も考えられます。修理費用が高くなってしまう場合、修理するよりも自動車を購入した方が良いと思うでしょう。また、ライフスタイルが変わる時は、車の必要性なども異なってきます。もし、車が必要なライフスタイルになる時や家族が増えて車を大きくしなくてはならない時などは買い替えを検討するべきでしょう。
(参考:国土交通省|2021年5月1日からの自動車重量税の税額表)
車をお得に買い替えるタイミング
車を実際に買い替える時は、どのタイミングなのでしょうか。購入する車を新車にするか、中古車にするかで異なるので、それぞれのタイミングについて解説します。
【新車の場合、購入するとよいタイミング】
・年度末の決算時期及び中間決算の時期
・ボーナスの支払われるタイミング
新車は、自動車メーカーの決算時期に安くなる傾向があります。特に、決算時期となる3月や中間決算時期の9月は、安くお得に買えるタイミングです。決算前は、メーカーや販売店でたくさん売りたいタイミングのため、安く価格で買える可能性があります。
また、一般的にボーナスが支払われるタイミングの7月や12月にも安く買える可能性が高いです。まとまったお金ができるため、初期費用や頭金の支払いなどローンを組む場合など、組みやすくなる利点もあります。上記のタイミングは、お得に車を購入できるので新車が欲しい場合は、ぜひご検討ください。
注意するポイントとして、購入してもすぐに納車されるわけではありません。一般的には、3週間~1ヶ月程度また、人気車種である場合、もっと先の納車になる可能性があります。余裕をもって検討しましょう。また、12月の時期で購入する場合、車の年式が翌月に「1年落ち」となってしまう点です。車は、1月を基準として年式が変わるため、仮に売却するのであればそのタイミングで査定が低くなってしまう可能性があります。
【中古車の場合、購入するとよいタイミング】
・新車が売れた後
・車の需要が下がったタイミング
中古車の場合は、新車が売れた後の買い替えが行われたタイミングです。乗っていた車を下取りに出す場合もありますが、中古車市場に売り出す場合もあります。そのため、中古車の流通量が増えるため、1~3月などは中古車市場の価格が安くなる可能性があるので、おすすめです。
また、季節や流行に応じたタイミングで車の需要が下がった場合に安くなります。オープンカーなどは、寒い季節に入るタイミング、つまり夏が過ぎると売られてしまうことがあります。また、4WDのSUVなどは、雪の降ったタイミングに必要となるため、冬が過ぎた後は売られてしまう可能性があり、手の届く価格で買えるかもしれません。
中古車の場合、新車と比較すると早めのタイミングに納車されることが多いので、早くにほしい人は中古車の購入がおすすめです。
中古車のメリットデメリット
中古車を購入しようと思った時、どういったメリットやデメリットがあるのか気になるかもしれません。ここでは、中古車のメリットやデメリットを解説します。
【中古車のメリット】
・初期費用や車両価格が新車よりも安い
・車種が豊富にあるため選択肢がたくさんある
・納車スピードの早さ
中古車は新車と比較すると、上記のようなメリットがあります。
中古車は、初期費用や車両価格が新車よりも安いので、手軽に入手できる点がメリットです。また、過去に売られていた車を選べるため、乗りたい車が豊富である点もメリットと言えます。新車の場合、現行で売られている車から選んで購入する流れとなるため選択肢が狭い点がデメリットとなるでしょう。
【中古車のデメリット】
・維持費がかかってしまう
・故障のリスクが高く安心感が低い
・再販価値が低い
中古車は新車と比較すると、上記のようなデメリットがあります。
中古車は、新車と比較すると維持費が高くなります。以前の所有者がどのように取り扱っていたかによっても異なるものの、一般的には定期的に点検や修理などが必要かもしれません。また、経年劣化による故障リスクが高くなってしまうため、そういう点についてもデメリットです。
また、新車を購入すれば乗らなくなったタイミングで売りに出せますが、中古車は再販価格が低いので、そう言った点でもデメリットと感じるかもしれません。
損しない中古車選び
中古車を選ぶ時に損をしない方法は何があるのでしょうか。ここでは、中古車を選んで損をする可能性が低くなるポイントを解説します。
・中古車を見るポイントは「走行距離」と「年式」
・「修復歴」「水没」「塩害」がないか一応チェック
・試乗させてもらう
中古車は、元の所有者がどういった管理をしていたかによって、状態が異なります。また、走行距離が既にある場合は、故障しやすいかもしれません。その上で、修復歴や水没・塩害などの被害に遭っていないかという点も注意してチェックしてください。修復歴がある場合、安心して乗れない可能性があります。再び故障する可能性や安全な走行ができない恐れがあるので注意しましょう。水没や塩害などの被害は、車のフレームが錆びてしまい結果的に酷い故障に繋がってしまうかもしれません。
また、試乗をさせてもらえる中古車販売店であれば、乗ってみた感覚で購入を検討できるのでおすすめです。もし、不安なことなどがある場合は、中古車販売店で、しっかり確認をしてから購入しましょう。
逃さないように、買い替えのタイミングが決まっている場合は、予定を立てて購入を検討してください。どういう目的で購入するか、どういう車だと都合に合うかを考えると良いでしょう。