熱く、厚く、温かく。

自動車コラム

エアクリーナの重要性と交換時期

2024.07.20
エアクリーナの重要性と交換時期のアイキャッチ画像

エアクリーナーは、エンジンルーム内のエアクリーナーボックスに入っている部品です。エアコンのフィルターと勘違いされるケースが多いですが、役割が違います。本コラムでは、エアクリーナーの重要性や交換時期について解説します。燃費の悪化を感じているときなどは、エアクリーナーの交換をご検討ください。

 

エアクリーナーが無かったり詰まったりしたらどうなるの?

エアクリーナー(エアフィルター)は、走行中に入ってくる異物を防ぐ役割のあるパーツです。

車のエンジンは、外から空気を取り入れ、圧縮させたものをガソリンと混ぜ点火させてパワーを出しています。その際に、ほこりなどの不純物が入ってしまうと、エンジンを破損させる可能性を高めます。エアクリーナーを取り付けることで、エンジンに取り込む空気をろ過させ、きれいな空気を送り込むために、とても大切なパーツといえるでしょう。

もし、エアクリーナーを取り付けていなかったり、根詰まりを起こしていたりすると次のようなトラブルが起こるかもしれません。

【考えられるトラブル】
①エンジンの出力が低下する
②燃費が悪化する
③エンジンストールが起こる

エアクリーナーの交換を怠ると、空気を取り入れる効率を低下させます。最悪の場合、エンジンが止まる可能性もあるため、適切なタイミングで交換しましょう。

交換時期はどれくらい?見た目で交換時期ってわかるの?

エアクリーナーの交換時期は、以下の数値を参考にご検討ください。

【交換時期の目安】
・経過年数:3~4年
・走行距離:2~3万km

もし年間の走行距離が1万kmの場合、車検などで交換や点検を依頼すると丁度良いタイミングではないでしょうか。エアクリーナーは消耗品です。定期的に交換しなくてはならないパーツのひとつと認識しておきましょう。

また、見た目で汚れが目立たない場合でも、エアクリーナーの内部は汚れが溜まっているケースがあります。繊維にほこりや汚れが溜まっていると掃除をしても落とせません。必ず交換をしてください。

お店で交換するといくらくらい?

エアクリーナーの交換費用は、以下の価格が相場です。

【費用相場】
・純正エアクリーナーの交換:2,000~3,000円(部品代)/2,000円(工賃)
・社外エアクリーナーの交換:20,000以上(部品代)/4,000円(工賃)

純正品の交換はあまり多くの費用を必要としません。しかし、社外品のエアクリーナーへ交換するときは、必要に応じて追加作業をしなくてはならない場合があります。パーツ代だけではなく、工賃も純正品のものと交換するときよりもかかる可能性があるため注意しましょう。

素人が交換できるもの?メンテナンス方法を紹介

エアクリーナーの交換は、比較的簡単な作業です。しかし、車種によってはエアクリーナーの場所がわかりにくかったり、取り外しが難しかったりします。また、社外品のエアクリーナーを取り付ける際に、形状がうまく合わないなどの可能性もあります。

一般的なメンテナンス方法をご紹介するので参考にしてください。車の知識を持っている方であれば、素人であっても交換できるかもしれません。

【メンテナンス方法】
①ボンネットを開け、エアフィルターボックスの場所を確認する(車の取扱説明書を見て確認もOKです)
②エアフィルターボックスのフタを外し、古いエアクリーナーを丁寧に外す(不純物がエンジン内部に入り込まないように注意してください)
③新しいエアクリーナーを取り付ける(取り付け時に隙間がないか確認してください。隙間がある場合、向きが上下左右間違えている可能性があります)
④フタを取り付けて、ボンネットを閉める

上記の手順で交換ができますが、プロの方に依頼するほうが安心で確実です。万が一、うまく取り付けできなかった場合には、チェックランプがメーターに点灯します。何も表示されなければ取り付けが完了できています。

もし、不安な方はプロの方への依頼をご検討ください。

まとめ:エアクリーナーは専門店で定期的に交換を依頼しよう

エアクリーナーは、定期的な交換をすることで燃費性能を向上させられたり、パワーアップができたりします。また、エンジンを長持ちさせられるため定期的に交換をしてください。DIYでの交換も可能ですが、プロの方に依頼して交換してもらうほうが安心かつ安全です。もし、燃費性能が落ちたなと感じたときには、ぜひ整備士のいる整備工場へご依頼ください。

中古車在庫ページへのリンクバナー

お問い合せはこちらから。まずは気軽にご連絡下さい!