自動車コラム
車のシートの種類、シートカバー、お手入れグッズのお話し
車のシートには、さまざまな種類があることをご存じでしょうか。車のグレードに応じて装備されているシートの種類が異なります。もし、自分好みのシートがあればそれに変えたり、シートカバーを用いて好みのものに変えたりできるのでおすすめです。本記事では、車のシートについて解説します。シートについて一緒に勉強しましょう!
目次
シートの種類
車のシートには次のような素材を使ったものがあります。
①ファブリックシート:布素材のシートです。車のグレードに関係なく幅広く活用されています。
→モケット、ウールファブリック(ジャガードモケット)、織物ジャージ、トリコット
②レザーシート:高級車のシートで使用されることが多いです。
→セミアニリン、プレミアムナッパ、人工皮革、アルカンターラ、ウルトラスエード、エクセーヌ
それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
【ファブリックシート】
メリット:安価で済む、耐久性・通気性・保湿性それぞれの性能が高い、手入れが要らない
デメリット:汚れに弱く、高級感を感じられない
【レザーシート】
メリット:高級感がある、水や汚れに強い、ほこりが立ちにくいv
デメリット:高価、通気性が悪い、温度変化に弱い、傷つきやすい、定期的なメンテナンスが必要
シートを選ぶときに、どういった性能がほしいかを検討すると選びやすいでしょう。高級感のあるシートがいいか、お手入れしやすいものがいいかといった形で、好みのシートをご検討ください。
スポーツカー向きとロングドライブ向けとの違い
車のシートは、ただ座るだけではありません。ドライブをどれだけ心地よく過ごせるかが変わります。目的や使用用途に応じたシートを選ぶとドライブが快適に過ごせるので、ご検討ください。
例えば、スポーツカー向きのシートは、「バケットシート」と呼ばれる形状のものがあります。体を包み込むような形状になっているので、スポーツ走行をする際に体にかかる重力(G)が発生しても操作がしやすい構造です。バケットシートほどではありませんが、形状が似た「セミバケットシート」といったものもあります。また、一般車両でもスポーツモデル(スポーツグレード)があれば、それに似たようなものもあるので車を購入する際に試乗させてもらうとよいでしょう。
ロングドライブの際には、長時間のドライブでも快適に過ごせるような高反発なものや柔らかくゆったりと座れるものがおすすめです。ソファのようなシートもあるので、試乗などで乗り心地を体感しましょう。
シートカバーってあったほうがよい?
シートカバーは、あるほうがよいのか悩んだ経験はありませんか?シートカバーは、使用用途によっては利便性のあるアイテムです。
シートカバーをつけるメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・汚れからシートを守る
・拭き掃除がしやすい
・ペットの毛の掃除が簡単
・たばこ汚れや灰による焦げを防げる
・雰囲気を変えられる
デメリット
・レザータイプのシートカバーは温度変化に弱い
・取付が大変
・シートカバーの値段が高い
以上の点が、シートカバーのメリットとデメリットです。しかしながら、もし車を売却や下取りへ出すときなどでは、シートカバーをつけるとよいと考えられます。シートの汚れや劣化を抑えられるためです。
また、シートを変えたいときなどにカバーを変えるだけでイメージが変わるので、ぜひご検討ください。
お手入れ用グッズやお手入れ方法
車のシートはさまざまな方法でお手入れできます。
具体的には、以下の方法です。
【シートのお手入れ方法】
・重曹水(100mlのぬるま湯に小さじ1杯の重曹)でシートを吹く
・換気をしてシート内の汚れを歯ブラシなどで掻き出す
・掃除機、コロコロでごみを取る
重曹水でシートを吹いたときは、重曹水がなくなるまで水拭きを徹底しましょう。そして、しっかりと乾かすことが大切です。しっかり乾燥させないとシートがにおいの原因になってしまいます。晴れの日に実施しましょう。
車のシートは定期的に汚れを取ってください。シートの汚れは放置すると異臭の原因になるので注意してください。
まとめ:車のシートは乗り心地のいいものを選ぼう!
車のシートの選び方やカバーの利点などご理解できましたか?本記事を参考にして、シートの素材を選びましょう。また新車を購入するときにもどういったものが自分に合うのかご検討ください。お手入れを楽にしたいか、それとも高級感溢れるシートがいいかといった点で検討しましょう。