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自動車コラム

カーコーティングとワックスの違い

お悩みスッキリ 2025.04.20
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皆さんは、クルマのお手入れはどのようにされていますか?新車のピカピカな状態を維持したいけれど、洗車も思うようにできずモヤモヤしている方もいるかもしれません。本コラムでは、クルマを新車のような状態に保てるお手入れ方法を紹介します。カーコーティングとワックスの違いについて具体的に解説しますので、ぜひご参考にしてください。

撥水コートってなに?

クルマのボディに施工できるコーティングはさまざまな種類があります。まずは、「撥水コート」について簡単に解説します。

撥水コートは、文字通りに「水を弾く性質」のコーティングです。撥水コートをした塗装面は、雨などの水分がかかっても水の玉になって転がり落ちる特徴があります。

具体的なメリットは以下の通りです。

【メリット】
・塗装面に雨などの水がかかると水の玉のような形になり落ちていく
・塗装面の汚れも一緒に流れるため汚れにくいメリットがある
・光沢感が出やすい
・洗車後の水分を拭き取りやすい

メリットが多くある一方で、以下のようなデメリットもあります。

【デメリット】
・「イオンデポジット」が付着し、塗装内部に浸食し塗装が窪んでしまう
・イオンデポジットが悪化すると「ウォータースポット」になり、被膜・塗装の悪化、腐食する

イオンデポジットは、白いうろこ状の水垢です。専用の溶剤を使用することで落とせるものの、落とすのを忘れて放置すると悪化します。悪化すると、ウォータースポットになり、ボディに悪影響を与えます。とくに、濃い色のクルマなど太陽光の熱を吸収しやすいカラーのクルマに多く発生する傾向があります。ウォータースポットは、研磨剤での除去が必要になるため専門業者に依頼しましょう。

カーコーティングとワックスの違いは?

クルマのボディを守るコーティングには、カーコーティングとワックスの2種類があります。具体的にそれぞれの違いについて紹介します。

【カーコーティングとワックスの違い】
・コーティング:ボディにツヤや光沢を与え、紫外線や酸性雨などからボディを守る
・ワックス:ボディの艶出し効果とともに、ボディに油膜をつくり紫外線や酸性雨などからボディを守る

ボディを守る目的では同じですが、仕上がりに違いがみられるようです。それでは、それぞれのメリット・デメリットについて紹介するので、施工する際にどちらがいいのかご検討ください。

【それぞれのメリット・デメリット】
・ワックスのメリット:DIYで手軽に施工でき、クルマの表面に光沢・艶を生み出せる
・ワックスのデメリット:短期間で塗り直しが必要、汚れがつきやすい
・コーティングのメリット:頻繁な塗り直しがいらない、小さな傷や汚れがつきにくい、コーティングあとの手入れが簡単
・コーティングのデメリット:施工費用が高く、DIYでは難しい

カーコーティングは自分でもできますが、きれいに仕上げたい場合は、専門の方に相談して施工をすると良いでしょう。

カーコーティングしている車のお手入れ方法は?

クルマのお手入れは、第一に洗車と思うのが必然でしょう。しかし、カーコーティングをしているクルマのお手入れはどのようにしたらよいのか疑問に感じている方もいるかもしれません。

具体的にどのように手入れをすべきか紹介します。

【お手入れ方法の紹介】
・汚れがあまりついていない場合は、水洗いのみでOK
・泥汚れ、雨の跡がついている場合は、シャンプー洗車が必要
・洗車してもとれないシミがついている場合は、イオンデポジット除去+シャンプー洗車
・コーティングの効果が薄れている場合は、コーティングメンテナンス+シャンプー洗車

簡単な汚れや泥汚れ、雨の跡などは洗車をすることで解決できるので自分でもできます。しかし、洗車でも汚れが落ちなかったりコーティング効果を得られなかったりする場合には、専門業者に依頼してお手入れをしてもらいましょう。DIYでもできる場合がありますが、かえってボディを傷つけてしまう可能性があります。

ワックスは、どれくらいの頻度で塗り変える?種類は何種類あるの?

カーワックスは、ボディを保護してくれる効果があるとはいっても、持続力がどれくらいあるのか気になることでしょう。ワックスの種類によって異なるものの、基本的には1~2ヶ月に1度の頻度です。使用頻度が高いとかえってボディを傷つける可能性があるため注意が必要です。

ワックスの種類について紹介します。

【ワックスの種類】
・固形ワックス:耐久性が高いため光沢が長持ちするが塗装作業が難しい
・液体ワックス:耐久性が低いが作業が簡単
・ポリマーコーティング:耐久性と光沢のバランスがよく塗装作業が簡単でDIYに向いている
・ガラスコーティング:耐久性がとても高く長期間塗装面を保護できるがコストが高い

ワックスやコーティングは、DIYでもできます。もしかしたら綺麗に塗れる可能性もありますが、基本的にはプロの方に施工を依頼するほうが安心でしょう。ボディを傷つける恐れもあるので、DIYではなく専門家への相談をご検討ください。

カーコーティングをしたクルマの塗り替えは年数が経ってもできる?

新車でクルマを購入したときなど、場合によってはカーコーティングを依頼して綺麗な状態で納車されるケースがあります。実際のところ、コーティングの塗り替えは年数が経ってもできるのでしょうか。

カーコーティングは、定期的なメンテナンスが必要です。そのため、カーコーティングの塗り変えは可能といえます。しかしながら、耐用年数が決まっている点や使用状況・クルマの保管環境によって異なります。

【再コーティングの注意点】
・ポリマー系のコーティングは3年程度のタイミングで実施する
・年数が経っている場合きれいに研磨し、汚れを落としてから施工するため時間が多少かかる

クルマの使用率が高く、保管環境もあまりよくない場合には早めのタイミングで塗り変えが必要です。ガラスコーティングの塗り変えを検討している方は、専門業者に相談しボディの状態がどのようになっているのか確認してもらいましょう。

まとめ:クルマを綺麗に保ちたいなら適切な手入れをお忘れなく!

クルマの綺麗な状態を維持したい場合には、適切なお手入れとメンテナンスが必要です。カーコーティングやワックスなどがあれば、ボディを様々な外的要因から守れるだけでなく、ツヤや光沢を出せる効果もあります。DIYでの施工もできますが、一般的にはプロの方に依頼して施工してもらうほうが綺麗に仕上がるのでおすすめです。ぜひ、一度プロの方へカーコーティングをご依頼してはいかがでしょうか。

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