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自動車コラム

車への使用の際に気を付けなければいけないアイテム達

お悩みスッキリ 2024.04.20
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車に使用するとメリットがあるアイテムも、正しく使わないと危険が生じます。本コラムでは、正しく使えばメリットだけど、使い方や保管方法を誤ると危険なアイテムを紹介します。もし、使用を検討しているアイテムや既に使用したことのあるアイテムなどがありましたら今一度、使い方が合っているか確認してください。

シリコンスプレーの使用



シリコンスプレーは、車のボディに使用できるアイテムです。ボディに使用するとツヤが出てきれいに見えます。また、撥水効果が期待できるため汚れを寄せ付けない点も魅力的です。

しかし、注意すべき点があります。使用するシリコンスプレーの種類を選び間違えることや使用する場所を間違えることです。

シリコンスプレーには、石油系溶剤タイプと無溶剤タイプの2種類があります。石油系溶剤タイプだと金属素材の潤滑作用が期待できるものの、塗料やオイルコーティングを溶かす可能性があります。一般的に、シリコンスプレーを使用する場面はボディへの使用となるため、ボディの塗料を劣化させないためにも無溶剤タイプのシリコンスプレーを選びましょう。

また、ボディ以外に使用するのは危険です。例えば電装品やブレーキ関連部品、ペダル、鍵穴などに使用すると事故や故障が起こるリスクを高めます。電装品にスプレーした場合、シリコンが電気の接点に付着すると通電しません。また、ペダルなどは潤滑効果が発揮すると滑りやすくなり危険です。ブレーキ関連の部品に関しても、摩擦力が発揮できないため絶対に使用してはいけません。鍵穴に関しても、ゴミや埃が溜まる原因になり故障リスクを高めます。

シリコンスプレーを使うときは以下の点に注意しましょう。

1:シリコンスプレーを布やティッシュに吹きかけて使用する
2:換気できる環境で使用する
3:火の気がある場所で使用しない

シリコンスプレーを直接吹きかけるのはやめましょう。スプレーを直接吹きかけると、ムラができてしまったり、関係ないところにシリコンが付着したりする可能性があります。そのため、布などに吹きかけてから使用すると均一に塗れます。

また、シリコンスプレーは人体に悪影響を及ぼすアイテムではありません。しかし、大量に吸引すると呼吸困難や頭痛、嘔吐といった症状が出る可能性があります。また、可燃性のものであるため火の気がある場所では使用しないでください。

車内に置いておくと危険



ついつい車内に置きっぱなしのアイテムはありませんか?ドライブしている間であれば、大きな問題はないものの置き忘れてしまうと危険です。具体的に、車内に放置すると危険なアイテムを紹介します。

具体的には以下のアイテムです。
1:精密機器(スマートフォン、PC)
2:スプレー類(ライターやガスボンベ)
3:ペットボトル(炭酸飲料水、水入り)
4:そのほか(眼鏡、化粧品、乾電池、プラスチック製品など)

これらのアイテムは、車内の温度が高温多湿になることで故障や発火、製品の質低下などの危険があります。とくに、夏場などでは車内の温度が高温になるため注意が必要です。

スマートフォンなどの精密機器に搭載されているバッテリーは、直射日光・高温多湿の環境で保管すると危険です。発火する可能性があるため、車内に置き忘れないよう注意しましょう。また、スプレー類のガスなどは高温になった車内で爆発する可能性があります。車両火災になる可能性があり危険なため、置き忘れに注意してください。

併せて、ペットボトル製品についても注意が必要です。炭酸飲料の場合、密閉した状態のまま置いておくと内部の空気が膨張し、爆発する可能性があります。缶であればフタを開けておくと空気が逃げるので問題ありませんが、ペットボトルの場合は飲んでからフタをする習慣で密閉された状態になるかもしれません。
また、水入りのペットボトルはダッシュボード近くなどへ置きっぱなしにしないよう注意してください。収れん火災といって、太陽光が水を通して車内の一点に集中し熱が集まることによって火災が起きる可能性から、とても危険です。

乾電池なども液漏れや発火の危険があります。化粧品は、品質が悪くなったり口紅などが溶けて蒸発したりといったリスクがあるため、置き忘れのないよう注意が必要です。

シガーソケット増設



シガーソケットは、シガーライターをセットするためのソケットです。現在では非喫煙者が増えている傾向にあるため、オプションアクセサリー扱いになるシーンが増えています。シガーソケットは、別名「電源ソケット」とも呼ばれます。車内で電源が必要なシーンで活用できるため、増設を検討されることもあるでしょう。

シガーソケットを増設することで、以下のような効果を得られます。

1:ドライブレコーダーの設置
2:FMトランスミッター設置
3:スマートフォンの充電器用電源

上記のほか、空気清浄機やLEDライト設置といったメリットもあります。

しかし、バッテリー消費量の増加や、車内の電力容量がオーバーするとヒューズが飛ぶリスクなどがデメリットです。

シガーソケットを増設する際には、以下の点に注意してください。

1:電力の容量オーバーによる故障を防ぐため配線の途中にヒューズを取り付ける
2:バッテリー上がりを防ぐために常時電源(スターター、クラクション、ヘッドライト、ルームランプ)などから増設しない

また、DIYによる増設は可能ですが専門知識のない方は専門業者に依頼すると安心です。しかし、必要に応じて増設すると快適に過ごせるため、検討されている方はカーショップなどでアイテムを探しましょう。

置きっぱなしだと意外に違法!?

車に積んでおくと違反になるアイテムがあります。まず、刃物類(ハサミ、カッターナイフ)です。軽犯罪法違反の罪に問われる可能性があるので注意してください。正当な理由があれば問題ありません。どのような目的で挟みを搭載していたのかを説明できれば大丈夫な場合があります。しかし、正当な理由がないのにもかかわらず、搭載していると軽犯罪法「凶器携帯の罪」に該当する可能性があるのです。

また、バールやマイナスドライバー、ドリルといったアイテムも不法侵入する際の工具に判断される場合があります。そのほか、懐中電灯についても軽犯罪法が適用される可能性があります。懐中電灯を携帯している理由について正当な理由を説明できれば問題ありません。しかし、理由がなかった場合には軽犯罪法に該当するリスクがあるため注意しましょう。

まとめ:便利なアイテムも使い方を間違えたら危険!注意しよう

日常生活で当たり前に使用できるアイテムは、管理方法を誤ると危険な目に遭う可能性があります。今回紹介したアイテムに限らず、リスクをともなう日用品があるかもしれません。まずは、車内に荷物を置きっぱなしにしないことや他者を傷つける可能性のあるアイテムの扱いには十分注意するよう心がけてください。もし不安なことがあった場合には、整備士などに聞いて確認すると良いでしょう。

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