BLOG

ブログ

緊急時の対応、インパネで見たことないランプが!?

お悩みスッキリ

2023.11.20

インパネは、インストゥルメントパネルの略称で、自動車の情報をドライバーに表示してくれる重要なものです。インパネに表示される警告灯には、さまざまな種類があるものの緊急時に気をつけなくてはいけないものもあります。この記事では、インパネに表示された内容に応じて必要な対応を紹介します。




目次






インパネルに表示される警告灯の種類

インパネに表示される警告灯は以下のようなものがあります。


【運転に関わる基本的な表示】
◆燃料残量警告灯:ガソリンの残量を伝えてくれる(警告灯そばにある三角マークは給油口の位置を示してくれています)

◆ドア警告灯:半ドアの場合でも点灯して、ドアが開いていることを教えてくれる

◆シートベルト警告灯:シートベルトを着けていないと点灯して教えてくれる(ブザーで教えてくれる車種もあります)

【早めに点検が必要な表示】
◆エンジン警告灯:エンジン制御システムに異常が発生したときに教えてくれる

◆エアバック警告灯:エアバックの制御システムに異常が発生している危険な状態で早めに点検や修理をしましょう(点灯しても走行に影響はありません)

◆ABS警告灯(アンチロックブレーキシステム警告灯):ブレーキアシストに異常があることを教えてくれる

【エンジン停止などの可能性がある】→迅速に点検・修理が必要です。
◆ブレーキ警告灯:サイドブレーキやフットブレーキの作動に異常があることを教えてくれる

◆充電警告灯:充電器系のベルト、オルタネーターなどに異常が起こったことを教えてくれる

◆油圧警告灯:エンジンオイルの不足により油圧が低下していることを教えている

◆水温警告灯:冷却水の温度が異常値になり、オーバーヒートする可能性が高い状態でたいへん危険

これらの情報が、インパネに表示されるため日頃から意識して確認しましょう。



エンジン警告灯が点いたら

エンジンの警告灯が点いたらどのような対応をすべきなのでしょうか。

①安全な場所に車を停車させて点検する
②大きな問題がなければディーラーもしくはJAFに連絡を入れる

走行中に警告灯が表示されたら上記のような手順で対応すると安心です。
警告灯が点灯したからといって慌てる必要はありません。慌てて操作を誤ると事故の原因になるかもしれません。仮に、高速道路や長時間の運転をしている際に表示された場合は、一般道へ下りたり安全な場所に駐車したりしてください。

ディーラーやJAFに連絡するときは、以下の点を伝えてください。
①エンジン警告灯の点灯に気づいたタイミング(できる限り詳しい日時)
②走行中の違和感があれば伝える(異音、変速トラブルなど)
③現在地を伝える

これらの話を正しく伝えることで、業者の方も判断をしやすくなるため適切な対応ができます。

また、あらかじめ警告灯が表示されたタイミングで定期的に点検・修理を依頼しましょう。事故・故障リスクを防げます。



警告灯の色は赤?オレンジ?

警告灯の色で、とくに注意すべき色は「赤」もしくは「オレンジ」です。それぞれの色の違いを紹介します。

◆赤色警告灯
【種類】・充電警告灯・ブレーキ警告灯・油圧警告灯
【対処法】安全な場所に車を停車させてJAFなどを呼ぶ

◆オレンジ色警告灯
【種類】・エンジン警告灯・ABS警告灯・パワーユニット警告灯
【対処法】最寄りのディーラーなどで点検を依頼する(走行は可能)

◆青色やそのほかの色の警告灯
【種類】・ライトの切り替え・作動を告知する
【対処法】ドライバーに作動している状態を伝える

警告灯が点滅している場合、原因を特定せずそのままでいると事故につながるリスクが高まるため注意してください。原因を特定するためにも、ディーラーや整備工場に点検を依頼して、普段から気を配りましょう。



オイル警告灯が点いたら

オイル警告灯は、エンジンを動かしているときに、オイルの油圧が低下することによって点きます。考えられる原因は以下の通りです。

【オイルの油圧が低下する原因】
・オイル量が減少している
・オイルポンプが破損している
・圧力センサーが故障している

上記の点から、オイル警告灯が点いた場合に早めの点検や修理が重要です。

もし、オイル警告灯が点いたまま放置していると、エンジンオイルが正常に機能しません。結果として、エンジンが停止するなどの故障につながるため、早めの対応が大切です。



あらゆるトラブルに同時点滅、マスターウォーニング警告灯が点いたら

マスターウォーニング警告灯といったものがあります。マスターウォーニング警告灯は、以下のような特徴があります。

・車に起きている異常
・注意喚起をドライバーに促す

マスターウォーニング警告灯は単体で点灯しません。マスターウォーニング警告灯とともに、ほかの警告灯が同時に数秒間点灯します。これにより、異常検出機能の動作確認ができます。また、ハイブリッドモデルでマスターウォーニング警告灯が点灯した場合には、電気系統の不具合やハイブリッドシステム用のメインバッテリーが劣化している状態です。すぐに点検が必要な場合もあるので、点灯したときはディーラーなどへ連絡をして確認しましょう。



警告灯が点いても焦らず対処

警告灯が点灯しても、慌てる必要はありません。まずは車を安全な場所に停車させて、状態を確認しましょう。もし自分で確認しても分からない場合は、ディーラーやJAFなどに依頼して点検してもらう方法もあります。日頃から定期的な点検を心がけることも大切です。


合わせて、取扱説明書に警告灯についての説明があるので、事前に確認して覚えておきましょう。