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ツチヤのお悩みスッキリ!!【冬の運転(準備) 編】

お悩みスッキリ

2019.12.13

もうすぐウィンターシーズン!
冬休みに車で出かけられる方も多いと思います。
今回は、冬の運転前に注意しなければいけないことを
車のプロ目線からご紹介いたします!



目次






まずは車の状態の確認

寒さが車にも影響を及ぼす、ということを知らない方が意外と多いのでは、と思います。
実は車も人間と同じで、暑い時はもちろん、寒い時も故障やトラブルが起きやすい時期なんです。
だからこそ、事前にできるメンテナンスや準備でトラブルを未然に防ぐことが重要なのです!

そこでまず大事なのがお車の状態を確認することです。

お車の状態を確認する上で、大事なポイントは下記2つです。
①バッテリーの状態
②タイヤの状態

①バッテリーの状態

ちなみに、画像のものがバッテリーです。
バッテリー バッテリーは寒さに弱いため、この時期は特に性能が著しく低下してしまいます。
それによって車が動かなくなってしまう、なんてことも。

バッテリーは化学反応を利用して電気を発生させているので
寒い日が続いたり、寒冷地だったりすると下記のような現象が起きてしまいます。

・バッテリー液の化学反応が鈍くなり容量が少なくなる

・それによって発生する電気の量が少なくなる

・スパークプラグの火花が弱くなるためエンジンの始動性が悪くなる。
また気温が低いとエンジンオイルが硬くなるので、
エンジン始動にいつも以上の電力を必要してしまう。

・エンジンがかかりにくくなってしまう
 ※最悪バッテリー上がりを起こしてしまう。

まずは、バッテリー本体横についている
UPPER LEVEL(最高液面線)とLOWER LEVEL(最低液面線)の間で
液量が足りているかチェックしてみましょう。

②タイヤの状態

冬になると地域によっては積雪や、路面凍結などがあります。
タイヤの状態によっては重大な事故にもつながってしまいますので、
こちらもしっかりと確認しておくことが大事になります。
また、状態だけでなく、タイヤの種類によって性能が全く違いますので、種類も大切なポイントです。

ノーマルタイヤ

ノーマルタイヤは季節を選ばず付けておくことはできますが、
目立った性能がないとも言えます。
特に積雪の日や、路面が凍結してる日などの悪路走行は大変危険で
通常運転していてもスリップ等してしまう可能性が大いにあります。

ノーマルタイヤ拡大 さらに、この写真のようにタイヤの溝がない状態だと
摩擦力が無くなり通常の路面でも滑りやすくなってしまいます。
ノーマルタイヤはもちろんのこと、
スタッドレスタイヤも溝が無い状態ですと本来の性能を発揮できない可能性があるので
スタッドレスタイヤを付けているからといって安心せず
溝の状態もしっかり確認しましょう。

スタッドレスタイヤ

スタッドレスは、積雪路や凍結路を走るために開発されたタイヤです。
スタッドレスタイヤ拡大
このタイヤが開発される以前は、タイヤの接地面に金属などで
作られた滑り止めの鋲を打ち込んだ「スパイクタイヤ」というタイヤで走行していました。
しかしこのスパイクタイヤで走ることによって様々な問題が発生したため、
その問題をクリアして開発されたのが
現在の「スタッド=鋲(びょう)」「レス=ない」タイヤです。

特徴としてノーマルタイヤに比べて柔らかいゴムの使用や
画像のような接地面の特殊な大きな溝や切れ込みにより、
積雪路や凍結路でも高い駆動力や制動力を生みます。

オールシーズンでの使用は難しいですが、
事故の危険が大きい冬道でも安全に走れることは何よりの強みです!
急に雪が降ってきた時はもちろん、凍結して滑りやすくなった路面では
スタッドレスタイヤの必要性はさらに高まります。

タイヤ代を節約するためにスタッドレスタイヤを付けずに凍結した道路を走行した結果、
事故にあってしまってタイヤ代以上の修理費がかかってしまった・・・なんて事例もあります。
突然の積雪や路面凍結に備えて、早めのタイヤ交換をお勧めします!


冬の運転前に準備しなければいけないことって何?

続いて、運転前に準備しておかなければいけないことをご紹介いたします。
冬は、冬だけに備えが必要なぐらい特別な季節。
しっかり準備して、冬のドライブに備えましょう。

①タイヤ交換

この時期は、雪の予報が出た次の日から整備工場やタイヤ取扱店では
タイヤ交換のラッシュが始まります。
せっかく雪に備えようとしてもスタッドレスタイヤの欠品や、
タイヤがあっても交換作業の予約がいっぱいで交換できない・・・
なんてことにならないように、
タイヤ交換は冬の早めの時期に済ましておくのがおすすめです!

②バッテリーのチェック

先ほど紹介したように冬に備えてバッテリー状態もチェックしておきましょう。

朝、車に乗ろうとしたらバッテリーが上がってしまっていた・・・ということが
起きやすい時期なので、
エンジンの掛かりがいつもと違ったり、バッテリー交換から二年経っているようでしたら
ガソリンスタンドや車屋さんで見てもらいましょう。
もちろんツチヤ自動車でもチェックできますので
お気軽にお近くの店舗までお問い合わせください!

③トラブルになった時に備えて道具を準備しておく

バッテリーが上がってしまったときやその他のトラブルに対応するためには、
専用の道具が必要になります。
購入して車に積んでおくと、いざというときにすぐ対応できますよ。

ブースターケーブル

冬は、ワイパーの頻繁な使用やヒーターの連続稼動などにより、
バッテリーの消耗が激しくなりがちです。
ブースターケーブルを用意しておくと、バッテリー上がりが起こった際に
別の車のバッテリーと繋ぐことで電力を供給してもらうことができ、
その電力をもとにエンジンをつけることが可能になります。
ブースターケーブル

ジャンプスターター

モバイルバッテリーの形をしているジャンプスターター。
こちらはブースターケーブルと違い、この本体とバッテリーをつなげてエンジンを掛ければ
あら不思議!
単独でバッテリー上がりからエンジンが掛けられます。
もし近くに別の車が無くても
これがあればバッテリー上がりの際も自分で応急措置が出来ます。
通常のモバイルバッテリーとしても使用できるので
いざという時のために一台は車の中に置いておくと安心ですね。

ウインドウォッシャー液

ウインドウォッシャー液 液自体の凍結と、フロントガラスなどの凍結防止にも役立ちますので、
寒さに強い寒冷地用のウォッシャー液を入れておくと安心です。
液を補充する時は、原液に近い状態で補充しましょう。

解氷剤

解氷剤 ・急に温度が下がってカギ穴が凍ってしまった
・ワイパーが固まって動かなくなってしまった
・雨が降った次の日の朝フロントガラスが凍っていた
こんな状況の時、氷を解かす解氷剤があると便利です。
凍ったフロントガラスを溶かそうとしてお湯をかけたりすると
ガラスが割れる危険性があります。
ですが、解氷剤を使うと安全に素早く氷を溶かしてくれます。


もしこんな時は・・・

道具もなく近くに車がいないときにバッテリーが上がってしまった場合や、
雪やぬかるみにタイヤを取られて動けなくなる状態になってしまったら
ロードサービスを呼びましょう。 
様々なトラブルに対応してくれるので自身での作業に不安がある方は
JAFや保険等に付いているロードサービスで代わりに作業してもらうと
安心ですね。

バッテリー上がりからの復旧作業をしたら、
早めにガソリンスタンドや車屋さんでバッテリーの状態を
チェックしてもらいましょう。
実は、バッテリー上がりをしてしまうと性能が一気に落ちてしまい、
すぐにまたバッテリー上がりを起こしてしまうこともあるんです。。
充電や早めのバッテリー交換をお勧めします。


いかがでしたか?
冬に起きやすいトラブルはこんなにもありますが
日頃のチェックや準備によって防げる、
または対応できるようにしておけばウィンターシーズンも安心してドライブできますね。

ツチヤ自動車ではお車の購入以外でも、点検やメンテナンスなどもご相談いただけます! ぜひお気軽に「店舗へお問合せ」してみてください!
専門のスタッフが詳しくお答えさせていただきます!
クルマをみたい!探したい!、という方はぜひ「在庫検索ページ」よりお探しになるか、
店舗へお問合せ」ください!

それでは、楽しいウィンターシーズンを!