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ETCの種類、機能

お悩みスッキリ

2023.05.22

ETCは利便性が高く、多くの方が利用している決済システムです。高速道路など料金が発生する場面で活躍します。ゲートを通るタイミングで自動的に決済されるため、お金を出す必要がなく料金所でもたつく心配がありません。この記事では、ETCのサービスや機能について解説します。




目次






ETCとは

ETCは、車に搭載している車載器と無線通信によって決済を行うシステムです。高速道路や有料道路の料金所で活躍するアイテムで、多くの方が利用しています。ETCの普及により、料金所での渋滞緩和や現金のやり取りによる煩わしさが解消されました。

ETCは料金所付近に近づくと、無線通信で以下の情報についてやり取りを行います。

・車両の情報
・ETCカードの番号
・入口、出口料金所の情報
・通行料金

問題がなかった時に、バーが開き通行できる仕組みです。

基本的に、ゲートを通過するときには、時速を20km/hにしなくてはなりません。本来であれば、ノンストップで料金所を通り過ぎれるような仕組みになっていますが、速度制限が決められているのには理由があります。
その理由は、万が一のトラブル(決済不良など)が起きた時に停車できるようにするためです。また、料金所の先で合流する際に接触事故へつなげないための対策です。安全に決済を行うために大切なスピード設定なので守るようにしましょう。




ETC利用による割引

ETCは割引機能が設定されているので、導入していない方はぜひご検討ください。具体的には、以下3つの割引が受けられます。

・深夜割引(毎日午前 0〜4時):対象の時間内に入口インターチェンジを利用すると、割引が適用されます。
→対象:すべての車種/割引対象道路:NEXCO東日本、中日本、西日本/割引率:30%

・休日割引(土曜日・日曜日・祝日):土曜日・日曜日・祝日に割引対象道路を走ると適用されます。
→対象:普通車・軽自動車等(二輪車)限定/割引対象道路:NEXCO東日本、中日本、西日本が管理する地方部の高速道路(対象外:東京・大阪近郊)、宮城県道路公社の仙台松島道路/割引率:30%
※一部割引対象外の日が設定されているので、利用前に確認してください。

・平日朝夕割引(月〜金/朝:6〜9時、夕:17〜20時):利用回数によってマイレージで還元される仕組みです。
→対象:すべての車種(※ETCマイレージサービス申込者)/割引対象道路:NEXCO東日本、中日本、西日本が管理する地方部の高速道路(対象外:東京・大阪近郊)、宮城県道路公社の仙台松島道路/割引対象:利用回数・5回~9回→通行料金のうち最大100km相当分を約30%分還元、利用回数・10回以上→通行料金のうち最大100km相当分を約50%分還元
※1ヶ月分の利用回数で決定され、最低利用数5回を満たさない場合は適用されません。

(引用:ETC割引・各種割引

そのほか、さまざまなETC限定割引サービスがあるので、高速道路を使ってお出かけをする際には事前にご確認ください。



ETCの種類、値段、取り付けにかかるお金

導入する際には、ETCカードをつくり、車載器を取り付ける必要があります。ここでは車載器と価格について紹介します。

ETCの種類は、車載器のタイプと仕組みによって分けられるので覚えておきましょう。

・アンテナ分離型:アンテナとETCを別の場所に取り付けるものです。これにより、車載器本体を目につかない場所へ取り付けられます。

・アンテナ一体型:ETC車載器に内蔵されているものです。カードの挿入が簡単で、カードの入れ忘れを減らせます。

車載器の取り付けタイプは、使う時の状況に応じて検討するとよいでしょう。合わせて、システム(規格)で検討するポイントを紹介します。

・ETC2.0:2016年から運用開始したシステムです。渋滞情報などの情報を入手でき、ナビと連携し渋滞を回避するルートを検討できます。そのほか、落下物・事故・規制についても情報を収集でき、予測しながら運転ができる点がメリットです。

ETC本体は、選ぶ商品によって価格が異なるので予算を含めてご検討ください。
本体だけであれば5,000円から購入できます。しかし、セットアップや取り付け工賃を含めた時には、1〜2万円程度です。セットアップは、ETC車載器に「車種」「通行区分」「ナンバープレート」を記憶させる作業です。専門的な知識が必要となるため、ディーラーや整備工場などで取り付けてもらう際に行ってもらいましょう。




ETCカードのつくり方

ETCカードは、クレジットカードを申し込むタイミングで一緒に作成するとよいでしょう。いわば、車専用のクレジットカードで、クレジットカード会社が作ってくれます。クレジットカード申込時に、申込書へ記載されてあるETCカードの発行にチェックを入れることで作れます。年会費が無料のカードや即日で使えるものなど、クレジットカード会社によってサービスやポイント還元率も含め違いがあるので、比較して検討しましょう。



ECTを使うとおとく「マイレージ」って?

ETCには、使うとお得になる「マイレージサービス」があります。ETCを利用した時にポイントが付き、還付額へ交換できる仕組みです。「平日朝夕割引」を利用する場合にも必要なサービスなので、ぜひご登録を検討ください。マイレージサービスは登録・年会費も無料です。

登録は、インターネットもしくは郵送で行えるので、やりやすい方法で登録しましょう。

(参考:ETCマイレージサービス



まとめ

ETCはとても便利な自動決済システムです。割引サービスを受けられるだけでなく、ETC2.0を導入していれば、高速道路で欲しい多くの情報を収集できます。クレジットカード会社でカード作成を依頼しなくてはなりませんが、あって損のものではありません。高速道路を利用して出かける機会が多い場合は、ぜひご検討ください。